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ブログ

女性士業の会assemble⁺のメンバーによるブログです。

※ 最初にご理解いただきたいこと※ 

  • ここでの記事は、メンバー自身が実際の業務の中で経験したことや感じたことをもとにしていますが、守秘義務の観点から脚色を加えています。
  • 士業が取り扱う業務は、唯一の正解があるわけではなく、また、ケースバイケースの判断が必要となるものが多いです。ケースによっては記事の内容があてはまらないこともありますので、あくまでも1つの参考としてお読みいただけたら嬉しいです。 
  • 記事の内容は、士業に馴染みのない女性起業家の方に士業のお仕事を紹介することを主目的としています。士業に頼まずご自身で行う際の参考にももちろんしていただけますが、判断を誤ると逆効果となってしまうこともありますので、十分にご注意ください。 

女性起業家と契約書②(2017.6.16)

弁護士 安藤文子

こんにちは。弁護士の安藤です。

 

前回に引き続き「女性起業家と契約書」について。

今回は、契約書にまつわる「女性起業家あるある事例」を2つご紹介します。どちらも、私が実際に経験したケースを元にしています。 自分が女性起業家のAさんやCさんの立場だったら…と想像しながら読んでみてください(^^)

 

ケース① Aさんはピアノの先生。

自身の子育ての経験を生かし、子ども向けの曲のアレンジを得意としています。

B社は保育園を経営する会社。園児向けのオリジナルソングをつくりたいと考え、Aさんに監修を依頼しました。

無事、曲が完成し、B社が契約書の案をAさんに示したところ… Aさんは突然顔色を変え、「これまでせっかく信頼関係でやってきたのに…急にビジネスライクになってしまい悲しいです」と言い出しました。

B社は、「監修者としてAさんの名前を公表したり、報酬をお支払いするためには、会社として契約書が必要なんです。契約書の内容はご希望に応じて修正できますので。」と説明しましたが、Aさんはなかなか納得しません。

結局、B社は、Aさんの名前は外に出さず、取引も今回限りとすることにしました。

 

 

ケース② Cさんはフリーのライター。

女性目線の記事を得意としています。

D社は女性向けの雑誌を扱う出版社。Cさんにコラムの執筆を依頼しました。

D社が普段使っている契約書のひな形をCさんに示したところ… Cさんは、「著作権に関する条項がよく理解できないので、削除してほしい」と主張しました。

D社は、「他のライターさんとも同じひな形で結んでいるので…」と説得を試みましたが、Cさんは「私の権利が奪われてしまうのではないか」とすっかり不安になってしまっています。

そこで、D社は、やむなく著作権に関する条項を削除しました。

しかし、その後、Cさんが同じテーマの記事を自分のブログに書いたところ、D社から削除を求められ、トラブルになってしまいました。

 

いかがですか?自分がもしAさんやCさんの立場だったら、自信を持って対応できるでしょうか。

 

次回は、この2つのケースについてもう少し掘り下げてみたいと思います!

 

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