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ブログ

女性士業の会assemble⁺のメンバーによるブログです。

※ 最初にご理解いただきたいこと※ 

  • ここでの記事は、メンバー自身が実際の業務の中で経験したことや感じたことをもとにしていますが、守秘義務の観点から脚色を加えています。
  • 士業が取り扱う業務は、唯一の正解があるわけではなく、また、ケースバイケースの判断が必要となるものが多いです。ケースによっては記事の内容があてはまらないこともありますので、あくまでも1つの参考としてお読みいただけたら嬉しいです。 
  • 記事の内容は、士業に馴染みのない女性起業家の方に士業のお仕事を紹介することを主目的としています。士業に頼まずご自身で行う際の参考にももちろんしていただけますが、判断を誤ると逆効果となってしまうこともありますので、十分にご注意ください。 

女性起業家と契約書③(2017.6.22)

弁護士 安藤文子

こんにちは。弁護士の安藤です。

今回は、「女性起業家と契約書」3回目。 前回ご紹介した2つの事例について、掘り下げて解説したいと思います。

 

まずはケース①。

契約書の締結を拒んでしまったピアノ講師Aさんのケースです。 ここまで頑なではないとしても、契約書を前にした途端、警戒したり抵抗を示したりする女性起業家さんは珍しくありません。

信頼関係で仲良くやって来たつもりだったのに、突然相手がビジネスライクになってしまい、信頼されていないのかな?と感じたり、もしくは単純に契約書を見慣れていないため漠然とした不安を感じてしまうのではないでしょうか。

その気持ち、とってもよく分かります! 

 

 

ですが、企業の担当者は逆の気持ちを抱いているかしれません。

企業にとっては「ビジネスライク」なんかではなくもともと「ビジネス」なんです。きちんとビジネスとして取引しようとしていたのに、企業にとっては当たり前の契約書の締結を拒まれてしまったら…

それ以上先に進めないし、「女性起業家さんとの取引はやりにくいな」と思ってしまうかもしれないですよね。

 

 

ご紹介したケースでは、B社はAさんのことを信頼していなかったわけではなく、むしろAさんの能力を評価し、長く取引を続けたいからこそ、きちんと契約書を交わしたいと考えていました。

また、監修者として名前が世に出ることで少しでもAさんにとってプラスになれば…という思いを持っていました。

それにもかかわらず、Aさんが急に態度を変えたことで、B社の側も戸惑い、結局、Aさんの名前は外に出さず取引も今回限り、というお互いにとって残念な結果になってしまったんです。 

 

 

このときAさんが、契約書に関する正しい知識を持っていたら…

信頼して相談できる専門家に出会えていたら…

 

もしかすると、違う結果になっていたかもしれません。 ちなみに、こういうとき、女性は旦那さまや友人などの身近な人に相談することが多いです。

もちろん相談するのは自由ですが、「夫がこう言っていて…」などと急に旦那さまが登場し、さらに場が混乱することもしばしば(^^;)

女性にとっては、士業などの専門家は遠い存在ですよね…

これは士業側の責任でもありますよね。

女性にとって、士業がもう少し身近で、気軽に相談できる存在になるよう、assemble⁺の活動を通じて考えていきたいです。

 

ということで、ケース②については次回、解説します!

 

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